レーザーカッター・レーザー加工機選びの無料相談を受け付けているコムネットの藤田です。

レーザー加工時にアクリル板の保護紙をはがすか?はがさないか?について解説します。
アクリル板には、両面に保護紙や保護フィルムが貼られています。
アクリルが傷つかないように貼られているものですが、レーザー加工時に発生する汚れの付着を防ぐ効果もあります。
紙タイプ、フィルムタイプそれぞれの特性を理解して、レーザー加工の品質アップにつなげましょう。


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アクリル板の保護紙には2種類あります

アクリル板の保護紙には、紙タイプとフィルムタイプの2種類あります。
それぞれの特製とレーザー加工との相性について解説します。

紙タイプ(紙マス)

紙製の保護紙です。彫刻、カットともに、はがさずにレーザー加工して支障ありません。
ただし、細かな彫刻加工の場合は、レーザー加工後、剥がすのに手間がかかるといったデメリットがあります。

保護が紙のタイプ(紙マス)のアクリル板

フィルムタイプ(ポリマス)

フィルムタイプの保護フィルムです。ポリエチレン製が多いので、「ポリマス」とも呼ばれています。
レーザーカットは、はがさずに加工できますが、彫刻はフィルムが溶けて表面が汚れる場合があるので適していません。
レーザー加工時に発生する気化ガスの付着を防ぐ力は、紙タイプよりも高いです。

保護がフィルムタイプ(ポリマス)のアクリル板

「レーザー加工時に保護紙をはがす?はがさない?」早見表

紙タイプ、フィルムタイプとレーザー加工の内容ごとに、保護紙をはがした方がよいか、はがさない方がよいかをチェックできる早見表です。
目安として参考にしてください。

「レーザー加工時に保護紙をはがす?はがさない?」早見表

5mm厚以上のアクリルのレーザーカットは、火災の危険性が増すため、紙・フィルムどちらも「はがして」の加工を推奨しています。

5mm厚以上のアクリルのレーザーカットは、火災の危険性が増すため、紙・フィルムどちらも「はがして」の加工を推奨しています。|「レーザー加工時に保護紙をはがす?はがさない?」早見表

写真のレーザー彫刻は、レーザーの出力を繊細に調整してグラデーションを表現します。彫刻面は「はがして」の加工を推奨します。

写真のレーザー彫刻は、レーザーの出力を繊細に調整してグラデーションを表現します。彫刻面は「はがして」の加工を推奨します。|「レーザー加工時に保護紙をはがす?はがさない?」早見表

※加工内容によって品質は異なります。目安としてご参考ください。
まずはテスト加工を実施して、適した方法を選択しましょう。

「レーザー加工道場」では、加工品質や効率がアップする情報を紹介しています

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会報誌「コムネットニュースレター vol.70」をブログ記事にしてお届けしています

※このブログ記事は、2021年12月にお客様に紙面でお届けした会報誌「コムネットニュースレター」vol.70に収録しているコンテンツをデジタル化してバックナンバーとして掲載しております。

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