レーザーカッター・レーザー加工機選びの無料相談を受け付けているコムネットのメンテナンスグループの池内です。
せっかくレーザー加工機をお手入れ(清掃)したのに、逆に不具合が発生した経験はございませんか?
今回は、お手入れ後に不具合が発生した場合の確認するポイント(ミラー・レンズ編)をご紹介します。
※GCC社製レーザー加工機の確認方法になります。
SEI社製のレーザー加工機の確認方法については、カスタマーサポートセンターまでお問い合わせください。
レーザーカッター・レーザー加工機の使い方や選び方をプロに聞きたい方へ。
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目次
ミラー・レンズの取り付け位置の誤り または固定不足
レーザーヘッド内に取り付けられているミラー・レンズを清掃した後、誤った位置に戻してしまったり、ミラーの固定が不十分で加工品質が悪化することがあります。
取り付け位置、固定方法をご確認ください。
ミラー・レンズの取り付け位置
ミラーを固定するストッパーが2つあります。ストッパーの上にミラーを乗せて固定しましょう。
※レンズは種類によって取り付け位置が異なるので、取り外す前に位置をメモしておくか、写真を撮っておきましょう。
ストッパーの上にミラーを乗せて固定しましょう。
ミラーの固定方法
レーザーヘッドの上部にあるネジでミラーを固定します。
締め具合の目安は、ネジをゆっくりと回していき、コツンと当たる感触があったらストップします。そこからさらに45°回してください。
強く締めすぎるとミラーやネジが壊れてしまうので、注意しましょう。
レーザーヘッドの上部にあるネジでミラーを固定します。
コツンと当たる感触があったらストップします。そこからさらに45°回してください。
ミラー・レンズの取り付け不良で発生する不具合
ミラー・レンズの取り付け位置を誤っている、または固定が不十分な時に発生する不具合をご紹介します。
下記のような現象が起こった際は、ミラー・レンズをチェックしてみましょう。
- カット断面がななめになる
- ビーム径が太くなってカットできない
- 彫刻がブレる
- 原点から遠い位置のレーザーが弱くなる
以上、レーザー加工機・レーザーカッターのミラー・レンズの取り付け位置・固定方法について解説しました。
ご不明な点ございましたら、お気軽にカスタマーサポートセンターまでお問い合わせください。
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会報誌「コムネットニュースレター vol.73」をブログ記事にしてお届けしています
※このブログ記事は、2022年10月にお客様に紙面でお届けした会報誌「コムネットニュースレター」vol.73に収録しているコンテンツをデジタル化してバックナンバーとして掲載しております。