レーザーカッター・レーザー加工機選びの無料相談を受け付けているコムネットのメンテナンスグループの奥崎です。
レーザーカッター・レーザー加工機で使用するブロワー(送風機)のセルフメンテナンス方法と、吸引力が低下した状態でレーザー加工を続けるリスクについて解説します。
レーザー加工をされている方で、「レーザー加工後に機械内に煙が残るようになったなぁ」と感じることはありませんか?
それはブロワー(送風機)の吸引低下が原因かもしれません。
吸引力が低下している状態でレーザー加工を続けると、加工品質の低下、機械の故障につながる場合もあります。
吸引力の維持は、定期的なメンテナンスが有効です。
今回は、お客様でできるブロワー(送風機)のセルフメンテナンスをご紹介します。
レーザーカッター・レーザー加工機の使い方や選び方をプロに聞きたい方へ。
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目次
ブロワー(送風機)の吸込み口、吐き出し口の清掃
ブロワー(送風機)は、吸い込み口と吐き出し口に網が張られているものがあります。
この網に汚れが蓄積すると、目詰まりして吸引が低下する原因になります。
網の部分をブラシなどで清掃しましょう。
ブロワー(送風機)の吸い込み口と吐き出し口
ブロワー(送風機)の網に汚れが蓄積すると目詰まりを起こします。
網に付着した汚れはブラシなどで定期的に清掃しましょう。
室外への排気口の清掃
ブロワーから、室外への排気口などにホースをつなげている場合、排気口にも網などのフィルターが付いていることがあります。
ブロワーと同様に排気口の網が目詰まりすると、吸引の低下につながります。
ブロワーを清掃しても改善されない場合は、室外への排気口も確認して詰まっていない状態を維持しましょう。
室外への排気口も詰まっていないか確認しましょう。
吸引力が低下した状態でレーザー加工を続けるリスク
ブロワーの吸引力が低下した状態でレーザー加工を続けると、加工品質の低下や機械の故障につながります。
下記のようなことにならないように、定期的なメンテナンスを心がけましょう。
吸引低下した状態でレーザー加工を続けると…
- 粉塵などが機械内に残りやすくなり、加工物に付着して品質が低下する。
- レンズ、ミラーに汚れが付着して、レーザーが正しく照射されない。
- 機械内部の基盤に汚れが付着して、機械本体の故障につながる。
レーザー加工時の排気効率をアップさせる方法
ブロワーの定期メンテナンスのほかにも、吸引力を高める方法があります。
下記のページでは、レーザー加工時の排気効率をアップさせる2つの方法について解説しています。
あわせて参考にしてください。
以上、ブロワー(送風機)のセルフメンテナンス方法についてご紹介しました。
ご不明な点ございましたら、お気軽にカスタマーサポートセンターまでお問い合わせください。
会報誌「コムネットニュースレター vol.70」をブログ記事にしてお届けしています
※このブログ記事は、2021年12月にお客様に紙面でお届けした会報誌「コムネットニュースレター」vol.70に収録しているコンテンツをデジタル化してバックナンバーとして掲載しております。