レーザーカッター・レーザー加工機選びの無料相談を受け付けているコムネットのメンテナンスグループの吉村です。

今回は、レーザーヘッド周りで気をつけていただきたい2つのポイントをご紹介します。
ついやってしまいがちな事ですが、加工品質の低下や最悪、故障につながるケースもあるため、ぜひご確認ください。
※XY方式(プロッタータイプ)のレーザー加工機をご導入いただいている方が対象となります。

気をつけたいポイント①:加工テーブル横のスペースに物を置く

加工テーブルの左右のスペースに物を置いてレーザーを動作させないようにしましょう。
レールが衝突したり、置いている物を巻き込んでしまう恐れがあります。

よく使う道具は取り出しやすい場所へ無意識に置いてしまいがちですが、故障につながる場合もあるので、置かないように心がけましょう。

気をつけたいポイント①:加工テーブル横のスペースに物を置く|レーザーヘッド周りで気をつけたい2つのポイント|レーザーメンテナンス講座

気をつけたいポイント①:加工テーブル横のスペースに物を置く|レーザーヘッド周りで気をつけたい2つのポイント|レーザーメンテナンス講座

気をつけたいポイント②:材料が抜け落ちる箇所に治具・支えがない

材料を加工テーブルから浮かせてカットする際、抜け落ちる箇所に支えがないと、抜け落ちて斜めになった材料とレーザーヘッドが衝突する恐れがあります。

抜け落ちる箇所には治具(キノコ)などで支えて落ちないようにしておきましょう。
抜け落ちる箇所は、いったん端材や紙に仮加工すると確認できます。

気をつけたいポイント②:材料が抜け落ちる箇所に治具・支えがない|レーザーヘッド周りで気をつけたい2つのポイント|レーザーメンテナンス講座

治具(キノコ)などで支えて材料が抜け落ちないようにしておきましょう|レーザーヘッド周りで気をつけたい2つのポイント|レーザーメンテナンス講座

レーザーヘッドが物にぶつかるとどうなる?

加工品質の低下や故障につながります!
いずれも訪問修理が必要になるため、生産がストップする恐れがあります。

  • エラーが発生して起動できなくなる
  • レーザーヘッドを制御するレールが歪んで、直角精度や加工品質が悪くなる
  • 衝突によりレーザーヘッドが外れ、動かせなくなる

以上、レーザーヘッド周りで気をつけていただきたいポイントについて解説しました。
ご不明な点ございましたら、お気軽にカスタマーサポートセンターまでお問い合わせください。

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※このブログ記事は、2024年9月にお客様に紙面でお届けした会報誌「コムネットニュースレター」vol.80に収録しているコンテンツをデジタル化してバックナンバーとして掲載しております。

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