レーザーカッター・レーザー加工機選びの無料相談を受け付けているコムネットのメンテナンスグループの奥崎です。
CCDカメラのメンテナンス方法について解説します。
「トンボの読み取りが悪くなった」「急にカット位置がズレるようになった」などのトラブルが発生した場合に、お客様でできるメンテナンス方法をご紹介します。
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レーザー加工機・レーザーカッターの基本を知りたい方は、レーザー入門ガイドをご覧ください。
レーザーでできること、加工できる素材、導入されている業界などを体系立ててご紹介しています。
カメラレンズの清掃
加工時に発生する煙や粉塵がCCDカメラのレンズに付着すると、レンズがくもってしまい、トンボがうまく読めなくなったり、読み取りが甘くなり、加工位置がズレてしまいます。
カメラレンズの清掃は、レーザー照射用のレンズやミラーの清掃と同様に、レンズクリーナーとクリーナーペーパーを使用します。
ペーパーにレンズクリーナーをつけて、カメラのレンズをやさしく撫でるように拭いてください。
- 強く下から押し上げるように拭かないようにしましょう。 (カメラ本体がズレてしまいます。)
- 強く擦らないようにしましょう。 (カメラのレンズが傷ついてしまいます。)
- 汚れが取れない場合は交換(有償)になります。 汚れが付着してないかこまめに確認しましょう。
カメラレンズのゆるみ
機械動作時の振動などで、まれにCCDカメラのレンズがゆるんでしまいます。
レンズがゆるむとカメラのピントが合わず、トンボがうまく読み込めない原因になります。
レンズのゆるみは、レンズを手で締めて確認します。下の写真のように手でレンズの黒い部分をつかんで軽く回してください。
回せる場合はレンズがゆるんでいる証拠です。回らなくなるまで締めましょう。
SEIシリーズ:黒い円形の部分を時計回りに軽く締めて確認してください。
GCCシリーズ:ギザギザした部分がゆるんでいないか確認してください。
強く回しすぎると部品が破損する原因になります。ご注意ください。
以上、レーザーカッター・レーザー加工機のCCDカメラのメンテナンス方法についてご紹介しました。
ご不明な点ございましたら、お気軽にカスタマーサポートセンターまでお問い合わせください。
会報誌「コムネットニュースレター vol.66」をブログ記事にしてお届けしています
※このブログ記事は、2020年12月にお客様に紙面でお届けした会報誌「コムネットニュースレター」vol.66に収録しているコンテンツをデジタル化してバックナンバーとして掲載しております。