レーザーカッター・レーザー加工機の無料コンサルティングを行っているコムネットのメンテナンスグループの吉村です。

レーザー加工機には、冷却用のチラー(水冷機)が接続されているものがあります。
チラーで冷却された水は、発振管をはじめとする重要な部品を通っており、過度な発熱による破損から守る役割があります。

チラーが不具合を起こしたままレーザー加工を続けると、部品が冷却されないことで故障してしまい、高額な部品交換が必要となる場合があります。
チラーには大きく分けて2つのメンテナンスが必要です。
今一度ご確認いただき、定期的に実施いただけますよう、よろしくお願いいたします。

レーザーカッター・レーザー加工機の使い方や選び方をプロに聞きたい方へ。
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冷却水の交換(交換の目安:3カ月に1回)

冷却水が汚れてくると水の循環が悪くなり、冷却がうまくいかなくなったり、チラー本体やレーザー加工機の故障の原因になることがあります。
汚れの原因は、油・錆・粉塵など様々です。

元の水量を覚えていただいたうえで、❶バルブコックを開けて、❷排水ドレンから水を抜いてください。
注水口から新たに精製水を補充してください。内壁の汚れがひどい場合は、給水前に拭き取りましょう。

水量をチェックしながら試運転していただき、水が減ったら補充してください。
試運転して問題が無ければそのまま使用可能です。

交換前の水量を確認|冷却水の交換方法|チラー(水冷機)のメンテナンス方法|レーザーメンテナンス講座 側面のバルブを開けて排水|冷却水の交換方法|チラー(水冷機)のメンテナンス方法|レーザーメンテナンス講座 上部の注水口から精製水を補充|冷却水の交換方法|チラー(水冷機)のメンテナンス方法|レーザーメンテナンス講座

フィルターの清掃

冷却用のラジエーターにホコリが吸い込まれないようにフィルターが付いているタイプがあります。
フィルターにホコリが詰まりすぎると、冷却効果が著しく落ちることがあります。

大体はチラー本体の側面にあり、簡易に取り外せる場合が多いです。
室外ではたいてホコリを落とすか、掃除機やブラシで清掃しましょう。

フィルターの清掃:チラー本体の側面にあり、簡易に取り外せます。はたいてホコリを落とすか、掃除機やブラシで清掃しましょう。|チラー(水冷機)のメンテナンス方法|レーザーメンテナンス講座

以上、レーザーカッター・レーザー加工機のチラー(水冷機)のメンテナンス方法についてご紹介しました。
チラーの種類によっては、バルブ・ドレンの位置、冷却水の交換方法、フィルターの位置が異なる場合がございます。
ご不明な点ございましたら、お気軽にカスタマーサポートセンターまでお問い合わせください。

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会報誌「コムネットニュースレター vol.65」をブログ記事にしてお届けしています

※このブログ記事は、2020年9月にお客様に紙面でお届けした会報誌「コムネットニュースレター」vol.65に収録しているコンテンツをデジタル化してバックナンバーとして掲載しております。

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