レーザーカッター・レーザー加工機選びの無料相談を受け付けているコムネットのメンテナンスグループの大井です。
今回は、レーザー加工機・レーザーカッターの基本メンテナンスのひとつ、レールとローラー(コロ)の清掃方法についてご紹介します。
レールとローラーは、レーザーヘッドの動きにつながる部分です。
日常的なメンテナンスは、加工品質を一定に保ち、消耗品を長持ちさせる効果があります。
日常的なケアを心がけましょう。
※GCC社製レーザー加工機の清掃方法になります。
SEI社製のレーザー加工機の清掃方法については、カスタマーサポートセンターまでお問い合わせください。
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目次
レールの清掃方法
アルコールを含んだウエス(またはウェットティッシュ)で汚れを取ります。
機械の電源を切った状態で実施しましょう。
清掃後は、ウエスにシリコンスプレーを少量吹きかけ、レールをなぞるように触れてグリスアップします。(動きを滑らかにして磨耗を抑える効果があります。)
グリスアップはやりすぎると、ローラーが滑って彫刻加工に影響が出る場合があるため、ご注意ください。
レールの清掃箇所は、X軸方向とY軸方向で計3か所あります。
アルコールを含んだウエス(またはウェットティッシュ)でレールに付着した汚れを取ります。
ローラー(コロ)の清掃方法
ローラーにアルコールを含んだウエス(またはウェットティッシュ)を添えて、レーザーヘッドを動かしながらローラーの汚れを除去します。
※ローラーがない機種(リニアレールタイプ)は、清掃方法が異なります。一部だけローラーの清掃が必要な場合があります。
X軸方向(レーザーヘッド付近)のローラーの清掃方法
Y軸方向のローラーの清掃方法
レール・ローラー(コロ)の清掃方法についての注意事項
レール・ローラー(コロ)の清掃方法について、清掃の頻度、清掃を怠った場合のデメリットについて解説します。
清掃の頻度は?
最低でも週1回を推奨します。
毎日フル稼働されている場合は、毎日清掃を行ってください。
清掃を怠ると…
レールに付着した汚れが彫刻ムラの原因になったり、コロの磨耗が早くなる原因になります。
触っても凹凸が分からないわずかな汚れでも、加工に影響が出る場合があります。
洗剤の使用は×
洗剤はできるかぎり使用しないでください。
使用した場合は、しっかりと吹き取ったあと、グリスアップしてください。
以上、レーザー加工機・レーザーカッターのレール・ローラー(コロ)の清掃方法について解説しました。
ご不明な点ございましたら、お気軽にカスタマーサポートセンターまでお問い合わせください。
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会報誌「コムネットニュースレター vol.72」をブログ記事にしてお届けしています
※このブログ記事は、2022年7月にお客様に紙面でお届けした会報誌「コムネットニュースレター」vol.72に収録しているコンテンツをデジタル化してバックナンバーとして掲載しております。