レーザーカッター・レーザー加工機選びの無料相談を受け付けているコムネットの藤田です。
レーザー加工機で製作したアクリル製LED看板について解説します。
レーザー加工で人気の材料であるアクリルは、LEDと非常に相性がよく、表札・照明・案内プレートなどに活用されています。
これは「レーザー彫刻した部分がLEDの光を受けて発光する」という特徴を生かしています。
アクリルとLEDを組み合わせる際のコツをご紹介します。
レーザーカッター・レーザー加工機の使い方や選び方をプロに聞きたい方へ。
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目次
アクリル製LED看板の製作で必要なもの
アクリル製LED看板を製作するために必要なものを紹介します。
透明アクリル (キャスト板)
厚みはLED什器の幅に合わせましょう。
アクリル板は「キャスト板」と「押し出し板」の2種類ありますが、必ず「キャスト板」を使用しましょう。
「押し出し板」はレーザー彫刻しても白くなりません。
LED什器
今回は、台座付きのLEDを使用しました。
オンラインショップで「LED 台座 盾」などのキーワードで検索してみてください。
【検証】レーザー彫刻方法によるLED看板の光り方の違い
アクリル板のレーザー彫刻した部分が発光しますが、彫刻方法によって光り方が異なります。
そこで、「ベタ彫刻」「ドット彫刻」「線画彫刻」の3種類の彫刻方法を例に、光り方にどのような差があるか検証してみました。
ベタ彫刻
アクリル全面をレーザー彫刻した場合のLEDの光り方です。
LEDの光源がある下の部分は強く光っていますが、光源から遠くなるほど弱くなり、アクリル板の上端では光がほとんど届いていません。
ドット彫刻
ベタ彫刻より密度を減らしたドットを彫刻した場合のLEDの光り方です。
ベタ彫刻に比べると全体に満遍なく光が行き届いて、アクリル板の上端にも光が届いています。
線画彫刻
さらに密度を低くして、線で構成されたデータを彫刻した場合のLEDの光り方です。
ドットと同様に全体に満遍なく光が行き届いて、さらにアクリル板の上端はドット彫刻よりも光が届いています。
まとめ
彫刻方法によって、LEDを当てた時の光り方が大きく異なることが分かりました。
今回検証した3種類のデータでは、線画>ドット>ベタの順番ですみずみまで光ることがわかりました。
彫刻された部分が光を伝えるので、ベタの彫刻が一番光ると考えがちですが、じつはLEDに近い部分で光が消費されてしまい、遠くまで届きませんでした。
必ずしも「彫刻量=光量」ではありません。検証を重ねてベストな彫刻方法を見つけてみてください!
※加工条件によって品質は異なります。目安としてご参考ください。
まずはテスト加工を実施して、適した方法を選択しましょう。
「レーザー加工道場」では、加工品質や効率がアップする情報を紹介しています
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会報誌「コムネットニュースレター vol.71」をブログ記事にしてお届けしています
※このブログ記事は、2022年3月にお客様に紙面でお届けした会報誌「コムネットニュースレター」vol.71に収録しているコンテンツをデジタル化してバックナンバーとして掲載しております。