レーザーカッター・レーザー加工機選びの無料相談を受け付けているコムネットの営業グループの佐野です。
レーザー加工機 SEIシリーズ Flexi800 Basic（300W）、Flexi816T（300W）をご導入いただいている株式会社DI Palette様（旧社名：第一印刷所）の代表取締役専務 製造本部長 小出博信様、企画開発本部 企画推進課 小林陽子様、企画開発本部 デジタルソリューション部 伊藤美雪様へインタビューしてきました。
レーザー加工機を導入したきっかけ、用途、導入してよかった点などを教えていただきました。
レーザーカッター・レーザー加工機の使い方や選び方をプロに聞きたい方へ。
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目次
レーザー加工機の導入の背景・レーザー導入前に抱えていた課題は？
弊社は、印刷・加工を中心に事業を展開しています。
新たなマーケット拡大と、「捨てられない印刷物」を作りたいという想いから、加飾加工をいろいろ検討していました。
そんな折、地元の美術館で開催された切り絵作品展に伺いました。
作品に感銘を受けたのはもちろんのこと、来場者に女性の割合が多いことに注目し、「切り絵が新たなマーケットになるのでは」と大きな魅力を感じたのです。
また、当時POD（オンデマンド印刷）を担当していたグループ会社の業績が厳しくもありました。
PODと相性のいいレーザー加工なら、「市場開拓とグループ会社の業績回復の両方を解決できるのでは」と思い、目を向けるようになりました。
導入機種：レーザー加工機 SEIシリーズ Flexi800 Basic（300W）
レーザー加工機を導入するきっかけ・選定ポイントは？
弊社がお付き合いしている販売代理店に「面白い加飾機を探してほしい」とお願いしたところ、レーザー加工機 SEIシリーズ Flexi800をご提案いただきました。
ショールームで見た瞬間、「POD事業の絶対的な強みになる」と感じました。
Flexi800の高精密加工と焦げの少なさは、 他社のものと比べると段違いでした。
手にした人が感動し、「捨てられない印刷物」の実現を考えたとき、中途半端なものではダメなんです。
しかし、Flexi800の加工品質なら実現できると思い、実機を見てその場で購入を即決しました。
このような大型機械の導入には、ある程度の期間、検討を重ねた上で判断するのが一般的だと思います。
しかし、かねてより「これは面白い！」という経営者の第六感を重視していたことと、 「日本の経営者にはもっと決断力が必要だ」という思いが、この即決に結びつきました。
右：レーザー加工機 SEIシリーズ Flexi800 Basic（300W）
左：レーザー加工機 SEIシリーズ Flexi816T（300W）
レーザー加工機導入後の効果は？
レーザー加工事業を「き/ざ/む」というブランド名を冠して、展示会やWEBを通してプロモーション活動を実施。従来にはなかった新たな顧客層との取引につながっています。
また、レーザー加工の問い合わせで始まった商談から、パンフレット作成など別の案件に波及することも多くなっています。
つまり、商品づくりだけでなく、アカウントづくりにも役立っています。
とくに切り絵御朱印は、SNSとの相性がよく自社で宣伝しなくても口コミで広がっています。
御朱印マーケットの拡大にともない、POD事業の業績も向上。1台ではご注文に対応できなくなったため、2021年末に2台目となるFlexi816T V300を導入しました。
量産型の高性能機を複数台持つことで、今までお断りしていた大ロットの案件にも対応できるようになり、受注の大口化につながっています。
レーザー加工機は、POD事業で欠かせないキラーコンテンツとなっています。
ペーパークラフト「くるくるフラワー」
第一印刷所様のレーザー加工機で製作した製品
名刺、グリーティングカード、しおりなど、主に紙の加工を中心に展開しています。
なかでも細密加工を施した切り絵御朱印を得意としています。
レーザー加工に関しては、デザイン部門がお客様の対応窓口になっています。
デザイナーが直接やり取りすることで、印刷技術と繊細なレーザー加工を組み合わせた、面白い表現のニーズに最大限お応えできるようにしています。
また、特徴ある自社商品開発にも大きく活用しています。
長岡花火を象った「かみはなび」は、当社も参画する「長岡産業デザイン研究会」が企画開発したもので、長岡花火のポップアップカードやモビールを当社商品として販売しています。
繊細なカットと立体構造が高く評価され、「プレミアム・インセンティブショー2020」のプライムギフトコンテスト部門で準大賞を受賞しました。
細密加工を施した切り絵御朱印
長岡花火を象った「かみはなび」
「プレミアム・インセンティブショー2020 プライムギフトコンテスト部門」準大賞受賞
今後のレーザービジネスの展望は？
レーザー加工を一般の方々へPRしていくために、工場内にショールームを設けました。
2台目のFlexiは導光板の加工もできるので、商品化してさらなるマーケット拡大を期待しています。
通常印刷の分野では、高品質・環境対応・生産性を兼ね備えた「極み印刷」を追求し、加飾印刷では「平面から立体へ」「汎用から多様へ」の対応を進め、付加価値の高いものづくりをしていきたいと考えています。
「ただ売ればいい」というビジネスではなく、「育てるビジネス」を皆様方から享受いただいたことを感謝しています。
さらなるマーケット拡大に導光板の加工も視野に
「アドビブログ」でもレーザー加工についてお話いただいています
2023年2月24日、Adobe社様が運営するメディア「アドビブログ」でDI Palette様が紹介されています。
レーザー加工についてもたくさんお話いただいているので、ぜひあわせてご覧ください。
「アドビブログ」のDI Palette様のインタビュー記事はこちら
お客様プロフィール
- 会社名：株式会社DI Palette（旧社名：株式会社第一印刷所）
- 所在地：〒950-8724 新潟県新潟市中央区和合町2-4-18 第一和合ビル
- TEL：025-382-7400
- FAX：025-382-7415
- 事業内容：印刷及び出版
- WEBサイト：
株式会社DI Palette（ディーアイパレット）
株式会社DI Palette Facebookページ
き/ざ/む Instagram
DI Palette YouTubeチャンネル - 導入機種：
レーザー加工機 SEIシリーズ Flexi800 Basic（300W）
レーザー加工機 SEIシリーズ Flexi816T（300W）
ご導入いただいているレーザー加工機
レーザー加工機 SEIシリーズ FLEXI
【無料】レーザー加工機 SEIシリーズ「FLEXI」の導入事例集がダウンロードできます！
コムネットのガルバノ式レーザー加工機 SEIシリーズ「FLEXI」の導入事例集が無料でダウンロードできます。レーザーを導入したきっかけ、ご用途、導入してよかった点などをご紹介しています。
レーザー加工機 SEIシリーズ FLEXIの導入事例
会報誌「コムネットニュースレター vol.73」をブログ記事にしてお届けしています
※このブログ記事は、2022年10月にお客様に紙面でお届けした会報誌「コムネットニュースレター」vol.73に収録しているコンテンツをデジタル化してバックナンバーとして掲載しております。
