第1営業グループの山村です。
レーザー加工機 SEIシリーズ EASY(30W)をご導入いただいている株式会社植松電機 清尾様にインタビューしてきました。
1.弊社のレーザー加工機を購入したきっかけは?
弊社の主力商品であるリサイクル用マグネットの製造工程で、数年前から鋼板加工用の大型レーザー加工機を使用しております。
大型レーザー加工機は、厚い素材の加工はできますが、操作が複雑で使用者が限定されたり、細かい加工が不得意だったり、ランニングコストが高いなどのデメリットもありました。
そこで、より手軽に扱えて、高速で精度の高い加工が可能な小型のレーザー加工機の需要が高まり、EASYの導入にいたりました。
2.レーザー加工機を利用している用途は?
紙のカットを中心に薄物(厚みが薄い)の木材やアクリルを加工しています。
製品開発における部品の試作や治具製作で活用することが多く、北海道大学と共同研究している「CAMUI型ハイブリッドロケット」の開発でも活躍しています。
また、航空宇宙関連の研究とともに教育支援活動にも力を入れており、その一環でペーパークラフトのロケット製作・打ち上げの体験授業を実施しています。
そこで使用するロケットの部品の切り出しにレーザー加工機を活用しております。
ペーパークラフトロケット
3.レーザー加工機を導入してよかった点は?
複雑な形状の部品もすぐ試作ができるので、開発スピードが上がりました。
「CAMUI型ハイブリッドロケット」では、強度を必要としない部品はアクリル製に置き換えることができ、レーザー加工機が必需品になりました。
ペーパークラフトのロケット制作も全て手作業で部品を切り出していましたが、数百機分の材料を短時間で加工できるようになって、とても助かっています。
宇宙航空開発
「CAMUI型ハイブリッドロケット」
体験授業で活躍!!ペーパークラフトロケット
米国製のロケットを使用していましたが、コストが高く、納期も不安定だったので、ペーパークラフトのロケットを開発しました。
パーツの切り出しに時間がかかるため、授業での使用は難しかったのですが、レーザーの導入で実用化することができました。
植松電機様のWEBサイトでは、ロケットの部材データをダウンロードすることができます。「植松電機 ペーパークラフト」で検索してください。
ペーパークラフトロケットの部品
大量生産が可能になりました
商品化を待ち望む声が多い飛行機や戦艦のクラフト。鋭意開発中です。
今後のレーザービジネスの展望は?
地大型と小型のレーザー加工機のお互いの長所を活かすことで、加工の幅が大きく広がりました。
宇宙航空関連の分野でも、大学や研究機関から、実験装置の開発・製作依頼も増えてきておりますので、さらに多くの実績を積み重ねて技術を高めていきたいです。
会社プロフィール
- 会社名:株式会社植松電機
- 所在地:〒079-1101
北海道赤平市共和町230-50 - TEL:0125-34-4133
- FAX:0125-34-4130
- MAIL:ue-info@uematsudenki.com
- WEBサイト:uematsudenki.com
前回、株式会社 植松電機様をご紹介した記事はコチラ!
TBSテレビ「宇宙プロジェクト2019」で紹介されたお客様。レーザー加工機導入事例:北の大地で活躍するガルバノレーザー~宇宙を目指せ!打ち上げロケット!~
会報誌「コムネットニュースレター vol.57」をデジタル化したブログ記事はこちら
※こちらの2019年5月9日(木)にお客様に紙面でお届けした会報誌「コムネットニュースレター」vol.57(2019年5月号)に収録しているコンテンツを、デジタル化してバックナンバーとしてブログ記事へ掲載しております。
「コムネットニュースレター」vol.57のコンテンツ一覧
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