レーザーカッター・レーザー加工機選びの無料相談を受け付けているコムネットのメンテナンスグループの吉村です。

レーザー加工機は高出力かつ精密機器です。電源の取り方を誤ると、故障や誤動作の原因になることがあります。再起動で復旧することが多いですが、故障に繋がることもあるため、改善を推奨しております。

下記でご紹介するような電源の取り方・配線方法は見直しましょう。


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レーザー加工機・レーザーカッターの基本を知りたい方は、レーザー入門ガイドをご覧ください。
レーザーでできること、加工できる素材、導入されている業界などを体系立ててご紹介しています。

改善が必要なレーザー加工機への配線方法:タコ足配線

タコ足配線で電源を取っていると、繋がっている別の機械の影響により電圧降下が発生して、レーザーが出なくなる等の不具合を起こすことがあります。
レーザー加工機の電源は、独立した電源から取るようにしましょう。

レーザー加工機を単独のコンセントへ挿していても壁の裏側や電源の根元の方で合流していると、タコ足配線している状態と変わりません。
この場合は電気工事が必要になります。


どのように対策すればいい?
電気業者の方に単独で電源が取れているか確認してもらいましょう。必要に応じて電源工事を依頼しましょう。
依頼する時は、「暖房器具を稼働すると、電圧が降下してレーザー加工機に影響が出る。電圧が降下しないようにしてほしい。」などとご説明ください。

改善が必要なレーザー加工機への配線方法:タコ足配線|レーザー加工機への配線方法を見直しましょう(タコ足配線・アース)|レーザーメンテナンス講座

ダメな事例 「タコ足配線」
レーザー加工機と他の電化製品を同じコンセントから電源を取っている状態

改善が必要なレーザー加工機への配線方法:ブレーカー回路が同一|レーザー加工機への配線方法を見直しましょう(タコ足配線・アース)|レーザーメンテナンス講座

ダメな事例 「ブレーカー回路が同一」
壁の中や根元でつながっていると、同じコンセントから電源を取っている状態と変わらない

改善が必要なレーザー加工機への配線方法:アースが取れていない電源

アースが取れていない場合、機械が帯びた電気の逃げ場がなくなるため、誤動作や機械の故障につながります。感電や火災など事故の原因にもなるため危険です。

壁でアースが接続されていても、根元でアースされていない場合は電気工事が必要になります。
機械によって使用電圧が異なりますが、どの電圧でも同様にアースは必要です。


どのように対策すればいい?
電気業者の方にアースが取れているか確認してもらいましょう。必要に応じて電源工事を依頼しましょう。

改善が必要なレーザー加工機への配線方法:アースが取れていない電源|レーザー加工機への配線方法を見直しましょう(タコ足配線・アース)|レーザーメンテナンス講座



以上、レーザーカッター・レーザー加工機の配線方法についてご紹介しました。
ご不明な点ございましたら、お気軽にカスタマーサポートセンターまでお問い合わせください。

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会報誌「コムネットニュースレター vol.79」をブログ記事にしてお届けしています

※このブログ記事は、2024年4月上旬にお客様に紙面でお届けした会報誌「コムネットニュースレター」vol.79に収録しているコンテンツをデジタル化してバックナンバーとして掲載しております。

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