第1営業グループの宮田です。
今年も冬が本格化して参りました。みなさま風邪などひかれていませんでしょうか?

さて、今回は、弊社が取り扱っているGCC社製レーザーカッター(レーザー加工機)ができる加工方法のひとつ「3D彫刻」についてお話したいと思います。
3D彫刻は、レーザー加工における代表的な彫刻加工方法で、立体感がありとても目を引く彫刻です。

レーザーカッター(レーザー加工機)の立体的な彫刻加工とは?

まずは、こちらのレーザー加工用データをご覧ください↓

コムネット株式会社が販売しているGCC社製レーザーカッター(レーザー加工機)には3Dモードという機能があり、3Dのレーザー彫刻ができる機能があります。

上のデータを参考にすると、レーザーカッターはデータの「黒い」部分(www.laserproi.com)に出力し、「白い」部分(LaserPro)は出力しません。
では、背景のグラデーションの部分はどう出力されるの?ってなりますが、実はこの部分が立体的なレーザー彫刻になるんです。

立体的なレーザー彫刻の原理・仕組み

GCC社製のレーザーカッターでは、「3Dモード」という加工モードがあり、グレーレベル(グレースケール)の割合(黒の濃さ)に応じて、自動的にレーザーの出力値を変更してくれるのです。賢い子です。

レーザーカッター(レーザー加工機)がレーザー彫刻できる仕組みは、グレースケールにしたデザインデータの黒の濃度によって、レーザーが出力値を変えて彫刻をしています。

例えば、上の図のように、黒が100%のデータを出力した場合のレーザーの出力値(パワー・スピード)を設定するとします。
「3Dモード」でレーザー加工すると、仮に黒が50%のデータを出力した場合は、レーザーの出力値も50%に変更されるのです。

木材に立体的なレーザー彫刻加工をしてみました。

レーザーカッター(レーザー加工機)の3Dレーザー彫刻や、レーザーカットなどで加工素材に木を使用するときはヤニがついて汚れてしまうことがあるので、マスキングテープを貼ると汚れが少なくなります。

先ほどのデータを木材に出力してみました。ただこれではヤニがついており、あまりきれいではありません。
レーザー加工する前に木材の表面にマスキングテープを貼って加工してみます。

レーザーカッター(レーザー加工機)で木材を3D彫刻やレーザーカットなどレーザー加工するときは、木のヤニや焦げなどで汚れてしまうことがありますので、加工後に洗うか加工前にマスキングテープを貼る方法などで汚れを軽減させましょう。

大きく違って、綺麗になりましたね!
ちなみに木材をレーザー加工した時のヤニ・焦げの防止は、下記のブログで詳しく紹介しています。ぜひ参考にしてください!

木材・MDFをレーザー加工する時に「ヤニ」や「焦げ」の付着を防ぐ方法

はい。ということで完成!

レーザーカッター(レーザー加工機)の立体的なレーザー彫刻加工となると、細かく精巧な加工事例が多いために難しく思われがちですが、データの作成方法や加工方法の原理がわかるととても簡単です。

いかがでしょう?
最初にご覧いただいたデータの背景部分がきれいな坂になっています。グラデーションの通りに、黒の濃さに合わせてレーザーの出力値が対応しているんですね。
これでも十分レーザー加工のひきだしのひとつになります。

よく立体的なレーザー彫刻加工となると、細かく精巧な加工事例が多いので、データの作成方法、加工方法も難しく感じがちです。
ただし、加工データの作り方、加工方法の原理さえ分かってしまえば、とても簡単です。皆さんも是非チャレンジしてみてください!

各業界向けにソリューションをご提案しております。あわせてご覧ください!

ギフト・ノベルティ・グッズ業界向けのご提案

レーザー加工機の選び方をまとめたガイドをプレゼント中!

目的・コスト・サポート、各内容ごとにレーザー加工機選定のポイントを「加工機選びで失敗しないコツ」としてまとめたここでしか手に入らない資料です。

レーザーカッター・レーザー加工機の無料コンサルティング

レーザーカット加工機に関して無料コンサルティングを実施しています。加工機選びはレーザーカット事業の第一歩にして一番の肝です。コムネット株式会社はお客様の最適な加工機選びをお手伝い致します。