第4営業グループの大西です。
数年前に比べて、レーザーカッター(レーザー加工機)を複数台所有される企業様が多くなったと感じます。
使用用途はそれぞれですが、基本的にはレーザー1台に対して1台の排気装置で稼働されていると思います。
しかし、設置スペースやコストの関係で、大型の排気装置1台に複数台のレーザーカッター(レーザー加工機)を接続するケースも増えてきております。
この場合、排気する風量が強すぎて加工する材料(紙などの軽い素材)が動いてしまったり、逆に排気する風量が弱すぎて、黄ばみや焦げが付着してしまうなど、お困りになっているかと思います。
そんな時に便利な装置をご紹介します。
風量調整ダンパー
風量調整ダンパー(三菱電機グループ 株式会社メルコエアテック様)
風量調整ダンパーの活用事例1
レーザーカッター(レーザー加工機)2台に対し、排気装置1台でお仕事をされているお客様の活用事例です。
普段は同じ内容のレーザー加工を2台のレーザーカッターに割り当てて、製品を量産しています。
そんな時、少し仕様の違う加工の依頼が舞い込んで、普段と同じようにレーザー加工してサンプルを提出。
するとクライアントから「黄ばみが気になる」とNGが出ました。
レーザーカッターの担当営業さんに相談したところ「吸引(排気)を強くすれば黄ばみがマシになる」とのこと。
今回の仕事の為だけに、新しく排気装置を追加して数十万~数百万円かける余裕はないし、うまくいく見込みもない。レーザーカッターの裏側に回って、片方の排気口をふさげば吸引(排気)を強くすることができるけど、手間と時間がかかる。
そんな時、この「風量調整ダンパー」をレーザーカッターそれぞれに付けていれば、レバーをひねるだけで風量の調整が可能です。
片方だけレバーをしぼると、2箇所から吸っていた分が片方に集中し、もう片方の吸引が強くなります。
黄ばみがどこまで軽減するかは材料次第ですが、簡単に試す事ができます。
風量調整ダンパーの活用事例2
レーザーカッター(レーザー加工機)1台に対し、排気装置1台でお仕事をされているお客様の活用事例です。
普段は木材を加工しているので、排気装置は強力なタイプを付けています。
ある日、和紙のレーザーカット(切り抜き)の仕事を依頼されました。
いつも通り加工してみると、吸引が強すぎて和紙が動いてしまいます。
そんな時、この「風量調整ダンパー」を付けていれば、レバーを調整しながら和紙を動かなくなるまで吸引を軽減できます。
レバー位置さえメモしておけば、次回以降も簡単に調整が可能です。
以上、「風量調整ダンパー」のご紹介でした。
「風量調整ダンパー」を取り付ける位置は、レーザーカッターの本体側ではなく、ホースの分岐付近に接続するのが理想です。また、レバーをMAXまでしぼっても、風量が完全にゼロになるわけではないので、ご注意ください。
ご興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。
レーザー加工機の選び方をまとめたガイドをプレゼント中!
目的・コスト・サポート、各内容ごとにレーザー加工機選定のポイントを「加工機選びで失敗しないコツ」としてまとめたここでしか手に入らない資料です。
レーザーカッター・レーザー加工機の無料コンサルティング
レーザーカット加工機に関して無料コンサルティングを実施しています。加工機選びはレーザーカット事業の第一歩にして一番の肝です。コムネット株式会社はお客様の最適な加工機選びをお手伝い致します。