レーザーカッター・レーザー加工機の無料コンサルティングを行っているコムネットのカスタマーサポートグループです。
レーザー加工中は特定の条件が重なると、加工素材が燃え火災が発生する可能性があります。
必ず以下の項目の確認をお願いします。
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レーザー加工機・レーザーカッターの基本を知りたい方は、レーザー入門ガイドをご覧ください。
レーザーでできること、加工できる素材、導入されている業界などを体系立ててご紹介しています。
目次
レーザー加工中の火災を予防するために確認しておくべきポイント
周辺機器(集塵機、コンプレッサーなど)の動作を作業前に確認
周辺機器の付け忘れは、火災の大きな原因のひとつになります。
作業前に必ず動作確認を行い、周辺機器が正常に動作をしているか確認をしてください。
加工中は機械から目を離さない。
万が一の出火の際は初期消火が重要です。
機械の動作中は必ず目の届く範囲で異変に気がつけるようにしてください。
機械内部にゴミを残さない。
加工エリアやハニカムの下などに切りカスが堆積し、出火の原因になります。
定期的な清掃の実施をお願いします。
レーザー加工中の火災によって破損したレーザー加工機の事例写真
実際にレーザー加工中の火災によって、破損してしまったレーザー加工機を写真でご紹介します。
レーザー加工中の火災によって、レーザーヘッド、加工テーブル、カバーまで延焼したレーザー加工機
レーザー加工中の火災によって、集塵機につながるホースまで延焼してしまう場合があります。
レーザー加工中に火災が発生した時の初期対応
万が一、レーザー加工に出火した時は以下の項目に注意の上、安全を確保した後に初期消火を行ってください。
延焼拡大防止の為、集塵機を停止させてください。
集塵機につながるホース内部の残留ガスや汚れに引火し、機械本体以外に延焼する可能性があります。消火対応時は、まず集塵機を止め、その後レーザーの電源も合わせて停止させてください。
二酸化素消火器を使用し消火作業を開始してください。
粉末タイプの消火器は、消火時に噴射される粉末が影響し、機械の修理が難しく全損の扱いになります。二酸化炭素消火器は、消火剤の影響が残りにくく、修理が可能な状態で消火が完了出来ることがあります。
以上、レーザー加工中の火災予防と出火時の対応についてご紹介しました。
ご不明な点ございましたら、お気軽にカスタマーサポートセンターまでお問い合わせください。
会報誌「コムネットニュースレター vol.64」をブログ記事にしてお届けしています
※このブログ記事は、2020年7月にお客様に紙面でお届けした会報誌「コムネットニュースレター」vol.64に収録しているコンテンツをデジタル化してバックナンバーとして掲載しております。