レーザーカッター・レーザー加工機の無料コンサルティングを行っているコムネットの第1営業グループの加藤です。
今期より北海道地区を担当しております。

ブログの担当がまわって来ると毎回何を書こうかと悩むのですが、少しでもお客様のお役に立てる情報をお届けしたいと思い、発想を変えてものづくりをしてみました。

題して接着不要!組み合わせ自由な象嵌風(インレイ)コースターです!
簡単ではございますが、特徴と作成方法をご紹介していきます。

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レーザー加工機・レーザーカッターの基本を知りたい方は、レーザー入門ガイドをご覧ください。
レーザーでできること、加工できる素材、導入されている業界などを体系立ててご紹介しています。

象嵌風コースターの特徴とメリット

まずは象嵌風コースターの完成品がこちら!

象嵌風コースターの完成品|レーザー加工とUV印刷の加工事例|コムネット

象嵌風コースターの特徴とメリットをご紹介します。

  • 円板部分とフレーム部分のデザインの組み合わせが自由にできる。
  • フレーム部分より円板部分を薄い材料にすることによって、グラスを置いた時にストッパーの役目を果たしてグラスが動かない。
  • それぞれの端材を有効活用できる。

それでは、製作の流れをご紹介します。

象嵌風コースターの製作で使用する材料

アクリル、木板、MDFなどレーザーカットができて、UVプリンターで印刷ができる材料であれば何でも可です。
今回は、下記の3種類の材料を使用しました。

  • MDF(4mm厚)
  • 黒吹きアクリル(3mm厚)
  • 透明アクリル(5mm厚と3mm厚)

材料のレーザーカット

レーザーで下記のようにレーザーカットします。
それぞれのサイズ・寸法は下記の通りです。

  • フレーム部分:100×100mmの正方形(角はR10mm)
  • 円板部分:直径70mm

レーザーカットするとカット部分の消失誤差がありますので、円板部分は0.35~0.5mm程度直径を大きくして、極力誤差を少なくしています。
※材料の種類や厚みによって消失誤差は異なります。テスト加工で適度なサイズを割り出しましょう。

レーザーカットとした材料|接着不要!組み合わせ自由な象嵌風コースター|レーザー加工とUV印刷の加工事例

レーザー彫刻とUV印刷用のデザイン

レーザー彫刻とUVプリンターで印刷するデザインです。
「猫ちゃん」と「ラーメン」の2種類を制作してみました。

レーザー彫刻とUV印刷用のデザイン制作|接着不要!組み合わせ自由な象嵌風コースター|レーザー加工とUV印刷の加工事例

レーザー彫刻と印刷

黒吹きアクリルをレーザーで彫刻加工します。
下記のように材料の裏面(白い面)から彫刻しましょう。

この際、彫刻後は表面から見るので加工データの反転を忘れずに!

レーザー彫刻した黒吹きアクリル|接着不要!組み合わせ自由な象嵌風コースター|レーザー加工とUV印刷の加工事例

黒吹きアクリル以外の材料はUVプリンターで印刷します。
それぞれのパーツのレーザー彫刻とUV印刷が完了しました!

レーザー彫刻・UV印刷した各パーツ|接着不要!組み合わせ自由な象嵌風コースター|レーザー加工とUV印刷の加工事例

フレームに円板をはめ込むとこんな感じです。

象嵌風コースターの完成品|レーザー加工とUV印刷の加工事例|コムネット

以上、象嵌風コースターのご紹介でした。
フレームや円板部分の形状を変えても面白いと思います。
フレーム部分の板を2枚重ね合わせて、円板部分だけを取り外し交換できるようにするのもバリーエーションが増えて良いかもしれませんね。

少しでもレーザー加工のヒントになれば幸いです。

こちらのレーザー加工は、コムネットが取り扱っているレーザーカッター・レーザー加工機で製作できます。
レーザーカッター・レーザー加工機の導入をご検討されている方は、レーザーカッター・レーザー加工機の無料コンサルティングを行っています。
ぜひお気軽にお問い合わせください。

レーザーカッター・レーザー加工機導入のヒントになるお役立ち資料