レーザーカッター・レーザー加工機選びの無料相談を受け付けているコムネットの第3営業グループの橋阪です。
レーザー加工機・レーザーカッターで加工されている素材の中で、アクリル樹脂、木材は一般的に広く知られていますが、展示会などでお話させていただくと、「え?こんなものにもレーザー加工できるの?」と驚かれる素材がたくさんあります。
今回は、皮革・ABS樹脂・石材の3つの素材についてご紹介します。
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目次
レーザーで加工ができる素材:皮革
皮革素材は、レーザー加工機との相性がよく、本革を加工すれば焼印のように、合皮を加工すれば様々な商品に使用が可能になります。
本革は鞄(カバン)や財布、名刺入れやキーケースなど、さまざまな商品で利用されておりますが、既製品への名入れや刻印用途で使用されることが多いです。
合皮のPVCは機械の故障につながるのでレーザー加工できません。
合皮は、PVCとPUの2種類があるのですが、PVCは塩化ビニルを含む素材で、レーザーで加工はできません。
塩化ビニルを加工すると、レーザー本体に支障をきたしますので、絶対加工しないでください。
一方、PUはポリウレタンなので、レーザー加工に適しています。
同じ合皮でも選択を間違えると機械の故障につながりかねないので、注意しましょう。
レーザーで加工ができる素材:ABS樹脂
樹脂素材のなかでも、アクリル、PET、PPと並んでよく使用されているのがABS樹脂です。
ABS樹脂は、現代のさまざまな工業製品に使用されており、身近な家電製品やIT製品などで幅広く使用されている素材です。
レーザーで加工した際には、アクリル板よりも溶けやすいという性質をもっていますが、アクリル板よりも柔軟性があるので、より様々な商品に使用が可能となります。
ABS樹脂の代表例として「2層板」があります。
「2層板」とは、ベース層とは異なる色が表面に重なっており(薄い層)、その表面を削ることによってベースの色が現れるレーザー商材の定番です。
透明アクリルの彫刻とは違い、削るとベース層の色が現れるのがポイント。レーザー加工に適した商材なので、彫刻だけでなくカットも自由自在。レーザービギナーにもオススメのアイテムです。
レーザーで加工ができる素材:石材
「硬い素材にはレーザー加工ができない」とお考えの方もいらっしゃるかとは思いますが、実は石材にも加工が可能です。
切断はできませんが、表面への刻印(削り)用途になります。記念品やメモリアルでの写真彫刻などに使用されています。
ただし、白系統の色の石材は彫刻しても分かりにくいので、御影石などの黒系統の色の石材がよく使われています。
また、天然石や貝殻などはアクセサリー用途でレーザーが活用されております。
硬い素材でも意外と加工できるものもありますので、レーザー加工機をご検討いただく上での参考にしていただければと思います。
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