カッティングボックスをこまめに清掃しましょう
カッティングボックス内に落ちた端材やゴミも火災の原因になります。
レーザーは、加工する素材とハニカムテーブルを通って、カッティングボックスの中まで届いているので、端材やゴミがたくさん集まったまま加工すると、端材やゴミから引火する場合があります。
端材やゴミから発生するガスや煙も火災の原因になるので、カッティングボックスの中はこまめに掃除するようにしましょう。
ブロアー(排気装置)・集塵機がしっかり排気しているか、チェックしましょう
ブロアー(排気装置)・集塵機がしっかり排気していないと、煙やガスがレーザー加工機内に充満してしまい、火災の原因となります。
ブロアー・集塵機の電源が入っていても、粉塵が詰まったりして排気量が十分でない場合もあるので、加工テーブルの奥側にある排気口に紙や手を当てて、吸っているかをチェックしましょう。
※排気口の位置は機種ごとに異なります。排気口の位置が分からない場合は、カスタマーサポートセンターまでお問い合わせください。
レーザーとブロアーの接続部分に粉塵が詰まっていないかチェックしましょう
排気量が十分でない場合は、レーザー加工機本体とブロアー・集塵機をつないでいる接続部分をチェックしましょう。接続部分の金属網に加工で発生した粉塵が付着して詰まる(目詰まり)ことで、排気量が弱くなってしまう場合があります。
下図の順番で、レーザーとブロアー(または集塵機)、ブロアーと外気をつなぐホースを外して、接続部分に粉塵が詰まっていないかチェックしましょう。
写真のように、目詰まりを起こしている場合は、粉塵をブラシなどで丁寧に取り除きましょう。
接続部分が詰まっていないのに、排気量が十分でない場合は?
- ブロアーの場合
ブロアー内のモーターが弱くなってしまっている可能性があります。
ブロアーの交換が必要になりますので、カスタマーサポートセンターへお問い合わせください。 - フィルター付き集塵機の場合
フィルターが汚れている可能性があります。
フィルターの交換が必要になりますので、カスタマーサポートセンターへお問い合わせください。
万が一に備えて、機械のそばに消火器を設置しましょう。
十分に注意した環境・使用方法を守っていても、火災が発生する可能性はゼロにはなりません。
そのため万が一に備えて、機械の近くに消火器を設置していただくことを推奨しております。
消火器は、大きく①粉末系 ②水系 ③泡系 ④ガス系 に分類されますが、①~③の消火器は、消火ができてもレーザー加工機本体を修理不可能な状態にしてしまうことがほとんどです。
写真のような、ガス系消火器(二酸化炭素消火器)を使用してください。
いつでも使用できるように、レーザーカッター本体に取り付けることもできます。
会報誌「コムネットニュースレター vol.55」をブログ記事にしてお届けしています
※このブログ記事は、2019年1月7日(月)にお客様に紙面でお届けした会報誌「コムネットニュースレター」vol.55(2019年新年号)に収録しているコンテンツをデジタル化してバックナンバーとして掲載しております。