「レーザーヘッドから突然水が噴き出して、加工する素材が濡れてしまった!うまく加工ができなかった!」という経験はございませんか?
これは、エアーコンプレッサー内にたまった水分が十分に除去できておらず、水分がエアーと一緒に噴き出しているために起こる現象です。
紙のような素材は濡れると状態が大きく変わってしまいますし、加工品質を一定に保つためにも、水が噴き出さないようにしっかりと管理しておくことが必要です。
今回は、エアーコンプレッサーの水抜き対策についてご紹介します。
1.定期的に水抜きを行う
コンプレッサー本体に水抜き用の金具があるので、定期的に水抜きを行いましょう。
雨の多い時季は湿度が高く、特に水分がたまりやすくなります。注意してこまめに水抜きを行うようにしましょう。
2.水抜きフィルターを使用する
水抜きフィルターは、レーザー本体とエアーコンプレッサーの間に取り付けて、水を貯めるタンクの役割を果たします。
水抜きの頻度が少なくなりますし、オートドレン機能付きの水抜きフィルターは、水抜きが不要になるので、設置をおすすめします。
しっかりと水抜きを行っていても、水が噴き出す場合は…?
1.水抜きフィルターの容量が合っていない
設置場所の湿度に対して、水抜きフィルターの容量が不足しているため、水分除去が十分にできていない可能性があります。
水抜きフィルターを追加していただくか、容量が大きい水抜きフィルターへの交換をご検討ください。
2.エアーホースが中で折れ曲がっている
エアーホースが折れ曲がっていると、その折れ曲がった部分に水分が滞留して水滴となり、レーザーヘッドから噴き出すことがあります。
ご使用の機種によってご確認いただく箇所が異なりますので、カスタマーサポートセンターまでお問い合わせください。
お使いのコンプレッサーや水抜きフィルターによって、水抜きの頻度は異なります。
メーカー説明書に準じた、適切な頻度で水抜きを行ってください。
※弊社では「オイルフリータイプ」のコンプレッサーを推奨しています。
「オイルフリータイプ」ではないコンプレッサーをご使用の場合、油分を除去するためのフィルターが別途必要になります。
会報誌「コムネットニュースレター vol.59」をブログ記事にしてお届けしています
※このブログ記事は、2019年9月にお客様に紙面でお届けした会報誌「コムネットニュースレター」vol.59に収録しているコンテンツをデジタル化してバックナンバーとして掲載しております。
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