OGBSマガジンのレーザー加工機メーカー名鑑特集にGCC社とSEI社が掲載されました！

OGBS vol.62（2019年9月号）レーザー加工機メーカー名鑑特集にて、コムネット株式会社が取り扱いしているレーザー加工機メーカーのGCC社とSEI社が紹介されました。

掲載内容

GCC ~ジーシーシー

ディーラーの意見を取り入れ、費用対効果の高い機械を作る
小型低価格のエントリー機からヘビーユーザー向け、ロールtoロールの特殊用途機まで

日本でも多くのユーザーを持つ台湾のGCC。創業した1989年当時は、カッティングプロッターのメーカーとして設立された。
そこからレーザー加工機、溶剤インクジェットプリンター、厚物UVプリンターなどを開発。現在日本国内で広く使用されている「LaserPro」シリーズは、1998年に誕生した。

世界各国の有力販売店の声を聞いて作るレーザー

同社の得意技は、メディア対応の幅が広く、20~100Wの出力を持ち、比較的低コストで提供できるレーザー加工機を作ること。

小型CO2機の「VenusII」や「C180II」は、サイドビジネスとしてレーザーに挑戦するエントリーモデルとして、多数のオーダーグッズ業者が導入している。
昨年発売された「S400」はCO2とファイバーを両方搭載でき、十分な加工サイズや出力、加工速度を備えている。
この機械もヘビーユーザー向けながら、コストパフォーマンスが高いと評価を受けている。

こうした同社の商品開発は、世界各国にある有力ディーラーからの意見や要望を聞くことから始まる。
そこから各分野の研究チームや技術スタッフが集まり、どう実現するかを話し合って新たなレーザー加工機を作り上げていく。
最近発売されたロールtoロールの「LabelExpress(販売終了製品)」や「S400」は、大手有力ディーラーであるコムネットの意見、要望を聞いて作られたレーザー加工機。

国、地域によって必要とされるレーザー加工機のサイズやスペック、用途は変化する。
それを敏感に感じ取っている現地ディーラーの声を反映することが、GCCのレーザー加工機作りの根幹と言えるだろう。
OGBS vol.62（2019年9月号） 48ページ「レーザー名鑑」より引用

>SEI Laser ～セイレーザー

大型機の仕組みを小型機に、優れた制御技術で品質を維持
高品質、高精度のレーザーをはじめ、業界向けの専用レーザーを数多く開発

氷が溶けたように滑らかなアクリルの断面。
知らない人が見れば、レーザーカット後にバフがけしたと勘違いするほど。
これが多くのレーザーユーザーが憧れ、SEI Laser (以下SEI) の代名詞とも言える「アイスメルトカット」だ。

SEIの創業は1982年。本社はイタリア。制御基板を開発するメーカーで、当初はウォータージェットなども手がけていた。
レーザー加工機に注力したのは1996年。大型機である「Mercury 601」を開発。スキャニングヘッドや様々な制御部分を全て自社で開発。
看板・サイン、紙業界などに向けた汎用性の高いレーザーを作り上げてきた。
2005年からは、ジーンズやボタン、グラス、自動車生産ライン組み込み用など、外部とデータをやり取りできる強みを活かし、OEMのレーザー開発に注力。
2012年からは金属、ラベル、デニム、軟包装などの業界に向けた専用機を数多く作っている。

高度な制御技術が生んだ美しい断面

同社のレーザー加工が高品質で高精度なのは、37年間培ってきた技術を活かし、「レーザーを高度に制御すること」を実現しているから。
最初から大型機を手掛け、それと同じ仕組みを小型機に搭載。大型機と同等の品質を維持し、必要な精度を保てるように計算して設計している。
同じレーザー発振器を使っていてもカット品質に差が出るのは、この制御部分が優れているから。これこそが、アイスメルトカットの秘密なのだ。
OGBS vol.62（2019年9月号） 49ページ「レーザー名鑑」より引用