掲載内容
総合報道(2020年3月25日号)にて、システムソリューショングループ 内匠のコラムが掲載されました。
弊社が開発販売しているサイン業界に特化した業務支援システム「SignJOBZ(サインジョブズ)」を3回にわたってご紹介させていただきます。
特別企画「SignJOBZ」とは
総合報道 2面「特別企画 「SignJOBZ」とは」より引用
第1回:業務支援システムの開発経緯から誕生まで
皆さん、こんにちは!コムネット(株)の内匠(タクミ)と申します。
現在、発売中の当社商品「SignJOBZ・サインジョブズ」は、サイン業界に特化した業務管理ソフトウエアです。会社の経営、営業、製造、経理部門の業務効率が図れる”業界唯一”の商品だと思っています。
3回にわたって、「サインジョブズ」について紹介したいと思います。
1回目は、私がこの商品の発案・企画を行った経緯から誕生までのお話をさせて頂きます。
10年前、私はサイン業界にハードウエア(レーザー、NCルーターなど)を販売・提案する営業でしたが、営業活動を行う中で「業界に特化したソフトが無く、困っている」と言う顧客の声を聞き、改めて調べてみると、「仕事の見積や図面の管理が大変」「見積価格をルール化したい」「受託開発でソフトを開発すると高額すぎて投資できない」といった同様の悩みを抱えている顧客が多いことを知りました。
そういった悩みを解決できる”サイン業界向け業務ソフト”を開発すれば、業界で喜んでもらえると商品企画を立案しました。
当時の私は一般営業でしたので、会社に企画を簡単には認めてもらえません。
しかしこの企画を遂行したい想いから、賛同して頂ける看板業者から協賛金を募り、開発資金を集めることでプロジェクトの立ち上げを考えました。
全国の看板業者を訪問し、協賛してもらえる会社を探しました。
まだできていない商品でしたので、画面イメージや機能について紙資料で説明を行いました。
100社以上の看板業者へ説明に伺ったかと思います。
その結果、8社に協賛して頂き、800万の開発資金が集まり、2012年4月、開発プロジェクトがスタートしました。
8社それぞれから開発要望のヒアリングを行い、その意見を商品に反映していくことで、顧客ニーズにあった良い商品にしていくことを目指しました。
1年ほどでの完成を計画していたのですが、その後、見立てが甘かったととを思い知ることになりました。
商品開発は予定をおして難航しました。
理由は看板見積の業務の難易度、全社の要望をまとめることが困難、開発者が辞職しての開発遅延など様々な要因があり、完成が遅れていったのです。
最初の約束が守れず、協賛会社は3社に減ってしまいました。
プロジェクトの中止も考えましたが、残った3社の協賛会社が後押ししてくれ、何とか不完全ながらも完成させることができました。
15年3月、「JAPANSHOP」で新商品「SignJOBZ・サインジョブズ」として業界への案内を開始しました。
飛ぶように売れることを期待しましたが、やはり不完全だったため、全然売れませんでした。
1年間で販売できたのは3本だけでした。
そこで販売の翌年、「サインジョブズ」をより業界に認められる商品へ成長させたいと思い、業界の任意団体であるサインの森に入会し、意見を幅広く聞ける機会を増やすことにしました。
サインの森では、会員の中で社内業務改善に興味のある方の募集を行い、委員会を立ち上げて頂きました。
ここで12社の会員に参加頂き、商品への意見や課題、気づきを教えてもらい、「サインジョブズ」はより業界に受け入れられる商品に成長しました。
17年から「働き方改革」が日本で騒がれ始め、業務効率へのソフトウエアの関心も上がり、IT導入補助金などの活用等で「サインジョブズ」の販売が軌道にのっています。
最近では購入頂いたユーザーから「業務効率が上がった」「こんなソフトを探していた」「開発してくれて、ありがとう」など感謝の声を頂くことも増えてきました。
商品企画・開発・販売にあたり、多くの看板業者からの支援、協力があり、今日があります。
今後も業界の方々に寄り添いながら感謝されるような商品を提供し続けていきたいと思っています。
次回は、「サインジョブズ」の魅力について説明したいと思います。
掲載物:総合報道
発行日:2020年3月25日(水)
発行元:株式会社総合報道
サイン業界・看板業界向け業務支援システム SignJOBZ(サインジョブズ)
SignJOBZ(サインジョブズ)は、ものづくり製造業の営業部門・製造部門・経営者のよくあるお悩みを一発解決する、業務管理ソリューションです。
「サイン業界の働き方改革」をIT化で実現するための、業界唯一のワンストップ型業務管理ソフトです。