～ 年輪のようにじっくり成長する ～
弊社の決算月は3月になります。
輸入製品の販売が主力なので、外国為替の変動には、毎年一喜一憂させられています。
円の通貨としての実力は、1ドル=90円ぐらいと言われていますが、為替は1ドル=105～115円を行ったり来たりしています。
投機目的でも売り買いされるので、どうしても乱高下することになります。
今期は、米国FRBが、年内の利上げを見送る方針を発表しています。
これにより、1ドル=110円ぐらいで落ち着いてくれると嬉しいのですが、なかなかそうは問屋がおろさない感じもします。
さて、第28期を無事に終え、第29期を迎えることができました。
売上は増収で約25億円となりました。10年前の第18期の売上は、約12億円だったので、年商では約2倍を超えました。
前年度比は103％で、2桁成長とはいきませんでしたが、なんとか増収増益とすることができました。
以前は、「なにがなんでも毎年2桁成長頑張るぞ！」と社員にも発破をかけていました。
しかし、数年ほど前からは1％でも良いから、年輪のようにゆっくり、しっかり成長しようとする「年輪経営」にその方針を変えてきました。お陰様で、毎年少しずつですが、成長を続けることができています。
つきましては、紙面にて誠に恐縮ですが、日頃のご愛顧とご厚情に、衷心より感謝を申し上げます。
さて、国内の景気動向は、東京オリンピックまでは「緩やかに上昇」と言われています。
また、関西では、それ以降も万博を控えているので「しばらくは安泰」との声を耳にします。
しかし、実際の景気動向は、そんなに生易しいものではないと思っています。
松下幸之助がとある講演会で語った「ダムをつくろうと思わんとあきまへんな」を思い返し、「景気良し、不景気もまた良し」を実践できるように、年輪経営を頑張りたいと思います。
会報誌「コムネットニュースレター vol.57」をデジタル化したブログ記事はこちら
※こちらの2019年5月9日（木）にお客様に紙面でお届けした会報誌「コムネットニュースレター」vol.57（2019年5月号）に収録しているコンテンツを、デジタル化してバックナンバーとしてブログ記事へ掲載しております。
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