コロナウイルスの蔓延により、観光業を筆頭に、経済的には甚大なダメージを受けることとなりました。
日本政府の対応については、遅きに失した感が否めません。

弊社の取引先があるお隣の台湾では、昨年12月末には、政府内での対策会議が開かれ、1月上旬には具体的な政策が実施されるという迅速ぶりでした。「初動が大事」というお手本のような対応に、蔡政権の支持率が急上昇したのは記憶に新しいところです。

対して安部首相は「国民のために迅速な対応を」と何度も発言していましたが、なんともお粗末な対応でありました。
神戸では、クルーズ船運航会社のルミナス神戸が早々に倒産しました。
客の大幅な減少によるものですが、コロナウイルスの蔓延から僅か1ケ月後の出来事でした。

会社の経営には、地震や洪水などの自然災害や、リーマンショックなどの経済危機に瀕しても、何とか経営を持続させる備えが必要です。
経営者なら誰でも判っていることですが、準備ができているかと問われれば、準備万端とは言えない経営者が多いのではないかと思います。

弊社も、阪神大震災やリーマンショックを乗り越えてきましたが、正直、薄氷を踏むような状況で切り抜けてきました。
月末の給与をギリギリ出せて、家内とふたりでほっと一息といったことも度々ありました。

30周年となった今は、相当な出来事が起こっても大丈夫と言える財務基盤ができましたが、「ダム式経営」の大事さを改めて痛感させられる日々です。

(※こちらの内容は、2020年5月初旬にお届けした会報誌に掲載された内容をご紹介しております。)

会報誌「コムネットニュースレター vol.63」をブログ記事にしてお届けしています

※このブログ記事は、2020年5月にお客様に紙面でお届けした会報誌「コムネットニュースレター」vol.63に収録しているコンテンツをデジタル化してバックナンバーとして掲載しております。

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