レーザーカッター・レーザー加工機選びの無料相談を受け付けているコムネットの橋阪です。
アクリルをレーザーカットした後に断面をキレイにする方法を解説します。
アクリル板をレーザーカットした後、切り抜いたはずなのにカットした部分が取り出せなかったり、取り出した後に断面が白く濁っていることはありませんか?
これは、レーザーカットされて溶けたアクリルがふたたび固まって起こる現象で、とくに厚物のアクリル板(8~10mm厚)でよく見られます。
この現象は、レーザーの出力設定を調整してもどうしても防げない場合があります。
そこで今回は、カットしたアクリル板を取り出しやすくする方法と、カットした後でも断面をキレイにする方法をご紹介します。
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目次
厚物のアクリル板をレーザーカットした時に見られる現象
アクリル板をレーザーカットすると、通常はなめらかでキレイな断面で切り出されますが、とくに厚物のアクリル板(8~10mm厚)をレーザーカットした際、レーザー光線で溶けたアクリルが固まって再びくっついてしまうことがあります。
これによって、切り抜いたはずなのにカットした部分が取り出せなかったり、取り出した後に断面が白く濁ってしまうことがあります。
アクリル板を切り抜いたはずなのに取り出せない
レーザーでアクリル板を切り抜いたはずなのに、くっついて取り出せないことがあります。
カット断面に白く濁った跡が残る
切り出したアクリル板のカット断面に白く濁った跡が残ることがあります。
アクリルのレーザーカットは、基本的になめらかでキレイな断面が特長であるため、跡がつくとより目立ってしまいます。
カットしたアクリルを取り出しやすくする方法
まずは、カットしたアクリルを取り出しやすくする方法をご紹介します。
レーザーカット後、すぐにアクリルを取り出さず、バキューム(集塵)をつけたまま、30秒ほど放置してください。
レーザーカット直後は熱を帯びているため、冷やすことで取り出しやすくなります。
アクリルカットした後に断面をキレイにする方法
つぎに、アクリル板のカット断面についてしまった跡をキレイにする方法をご紹介します。
ピンポイントで熱を当てられるターボライターを使用します。
ターボライターの火を当てる
アクリル板から5cmほど離した状態で、白く濁った部分へ約1~2秒間ライターを当てます。
熱が当たるとアクリルが溶けて透明になってキレイな断面になります。
当てすぎると変形や泡立ち、変色につながるため、少しずつ当てて様子を見ながら行いましょう。
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会報誌「コムネットニュースレター vol.79」をブログ記事にしてお届けしています
※このブログ記事は、2024年4月上旬にお客様に紙面でお届けした会報誌「コムネットニュースレター」vol.79に収録しているコンテンツをデジタル化してバックナンバーとして掲載しております。