初期動作中にヘッドが動かなくなり、Xモーターエラー、Yモーターエラーが表示されました。
初期対応方法として、センサー部分の清掃により改善する可能性がございます。
レーザー加工機の電源を入れて初期動作中、レーザーヘッドが動かなくなり、Xモーターエラー、Yモーターエラーが表示された時は、センサー部分の汚れが原因の可能性がございます。
清掃に使用する物
- アルコール
- 綿棒
STEP.1 まずはX軸センサーバーを清掃します。
X軸センサー板を清掃します。
※X軸センサーはヘッド部にあります。
STEP.2 X軸センサーバーの場所
ヘッドから少し右側に飛び出している2mmの厚みの板がX軸用センサー板となります。
STEP.3 X軸センサーバーを清掃します。
清掃方法は綿棒にアルコールを染み込ませ、ゆっくりこすって清掃してください。
強くこすると折れる可能性も御座いますのでご注意下さい。
前面、後面の両面清掃します。
STEP.4 X軸センサーを清掃します。
次にX軸センサー(X-PCB)を清掃します。
※X軸センサーはレールの右端にございます。
STEP.5 X軸センサーの場所
センサー場所はボックス内部にあります。
※側面のスリットから見えています。
STEP.6 センサーのパーツで仕組みを説明します。
電源を入れると初期動作が開始しますが、加工エリアの右端、及び下端はこのセンサーの○のついた箇所で感知します。
このセンサーにセンサー板が通る事で端であると認識します。
これが汚れていると検知出来ずに衝突し、エラーが表示される原因となります。
STEP.7 センサーの清掃をおこないます。
綿棒にアルコールを湿らせ、センサーの内側を清掃します。
※通常はカバーされている状態で清掃しますが、そのままだと写真で見辛い為便宜上カバーを外した状態でご説明させていただきます。
STEP.8 センサー部分の外側を清掃します。
センサーの外側もほこりが詰まっている事がありますので念の為清掃してください。
STEP.9 Y軸センサーバーを清掃します。
Y軸センサーバーは機械本体の右側手前にあります。
こちらもX軸センサーバーと同様に清掃してください。
STEP.10 Y軸センサーを清掃します。
Y軸センサーを清掃します。
※Y軸センサーはレールの右端手前側にございます。
STEP.11 Yセンサーの場所
正面から見た状態です。
STEP.12 Yセンサーの清掃
赤丸印のセンサー部の中と内側を清掃してください。
※便宜上ケースを外した画像となります。
※汚れが原因の場合は清掃により改善する可能性があります。
こちらの資料の内容で清掃を実施後、症状が改善されない場合は修理を行う必要があります。
弊社サポートセンターまでご連絡お願いします。